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飛んで火にいる紅い花(グルトルデ×グラシエルロ)
- 2010-08-09 (Mon) 12:01
- Illust
*素敵BL小説に絵を描かさせていただきました!
attention!
腐向けにつき、注意!!
***
「探偵さんよー家賃の取り立てに来ましたよー。3ヶ月分キッチリ払ってもらいますよーっと」
オーシュアーケードの裏手の角にひっそりと佇むグルトルデの探偵事務所にグラシエルロは家賃の取り立てにやってきた。
勢いよくドアを開け中に入ったがシンと静まり返っていた。
「チッ留守かよ、仕方ねぇちょっと待つか・・・」
グラシエルロは来客用の長ソファにドカッと座り、欠伸をしながら横になった。
半時ほど過ぎてグルトルデが戻りソファで寝息を立てるグラシエルロを見つけ、苦虫を潰したような顔でため息をついた。
「大家め・・・家賃の取り立てにとうとうグラシを寄越しやがったか・・・」
度重なる家賃の滞納にそろそろ厄介な取り立てを寄越すだろうとは思っていたが、新大陸一のチンピラを寄越すとはねぇ・・・
起きそうにないグラシエルロの横顔を眺めながらどうするか考えていた。
3日後には金が入るんだけれどな・・・
色々思いを巡らせていると娼館の娼婦が言っていた事を思い出した。
「グラシエルロったらね、●●がとっても弱くてトロトロになっちゃうの。かわいいっ」
これだ!何かを思い付いたようにグルトルデはお酒を取りだしジョッキに注いだ。
そして以前、報酬の一部として渡されて使い様のなかった小瓶を取りだし、中の液体を片方のジョッキへ数滴落とした。
即効性らしいがあの赤毛の獣に効くかな・・・?
時間が勿体無いな、取り敢えず起こすか。
「グラシ、グラシエルロ、起きてください。風邪ひきますよ」
キッチンから声を掛けながら事務所へと戻っていった。
声が耳に届いたのか一瞬顔をしかめて眉間に皺を寄せたままグラシエルロは目を開け辺りを見渡した。
グルトルデが視界に入ると慌てて起き上がった。
「家賃の取り立てに来たんだろ?準備するから寝起きで水分が欲しいだろうし、これでも飲みながら少し待っててくれ」
そう言ってグラシエルロの前のテーブルに置いた。
「わりぃ・・・」
グラシエルロはジョッキを手に取ると一気に飲み干した。
グルトルデはデスクでお金を準備する振りをして、世間話をしながら様子を伺っていた。
即効性というのは本当らしくグラシエルロの態度が変わってきた。
「この部屋、暑くないか?」
そう言って上着の胸元をパタパタさせ始め、頬は徐々に紅潮し呼吸が荒く乱れ始めた。
座って居られねぇ・・・だらりと腕を垂らし、体を投げ出す様に背もたれに体を預けグルトルデを見た。
「・・・貴様、何しやがった・・・」
グルトルデはモノクルを外してデスクに置き、グラシエルロの目の前に立った。
「君にはよく効いたようだ」
そう言ってグラシエルロの左横に座ると、そっと耳元に顔を近づけ
「家賃、あと3日ほど待ってもらえるかな」
と、言って左の耳たぶを甘く噛んだ。
ビクッとグラシエルロの体が反応し顔をグルトルデに向け、睨みながら
「・・・ヤメロ」
と一言いうのが精一杯だった。
「3日待ってくれるなら止めるよ。どうする?」
グラシエルロは睨みながら
「すぐに金を用意しろ・・・クソ探偵ッ・・・」
グルトルデは小さくため息をつくと
「仕事熱心だねぇ、待ってくれないって事で遠慮なくイタダキマス」
といい終わると同時にグラシエルロの肩を強く抱き寄せ、耳に息を吹きかけた。
耳に唇を押し当て吐息で囁き
「聞いたよ。耳が弱いんだってねぇ、トロトロになるくらいに」
と、耳をペロリと嘗めた。
「ぐあっ、やめろ・・・」
身動きの取れないグラシエルロが潤んだ瞳で睨みつける。
「そんな物欲しそうな表情で睨まれると、そそるねぇ・・・」
***
(文・猫屋伽楽 絵・ドクバナ)
*このお話を貰って良いか聞いたら、
「あっあんたの為に書いてるんじゃないんだけど
でも、あんたの他に誰が貰ってくれるのよっっ 」
と、コメントを頂いたのでただ載せるだけじゃアレかなと挿絵的なイラストを描かさせて頂きました。
続きは来年とかw
でも、BL的にはここまででも十分ありで妄想広がりマッスル!なので、続きも欲しいけど新作もねだっておきましたとさw
追記:探偵の髭忘れてましたサーセンorz
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